Road to Miss

この「ミス松本コンテスト」は、一般のミスコンテストと違いその選出基準に「知性と健康美に輝く未婚の女性」というものがあります。

だから綺麗なだけではダメ。健康というだけでもダメ。頭が良いだけでもダメ。
こう揃えると何やら基準が高いように思えますが、よーく要点を調べるとそうでもありません。

ミス松本の仕事の多くは他都市へ行き大勢の人の前でPR活動をする事が多いので、病弱で休みがちでは困るし(つまり健康)、PRに必要な知識も覚えてもらわなければ困ります(つまり知性)
「知性と健康美に輝く未婚の女性」とは、そんな意味です。あまり深読みする必要はありません。

これらの要点を自分なりに審査員へPRできれば、きっと印象に残るでしょう。
さらに!「松本のこんなところが好き!」「松本のここをいろんな人に知ってもらいたい!」などちょっと加えれば、好感度アップ間違いなし!

書類審査の方法

書類審査と言っても、出場資格が有るか無いかを見るだけのもの。
申込用紙にある年齢(18歳未満と高校生はダメ)、住所又は勤務先・学校の所在地(松本市、塩尻市、東筑摩郡、南安曇郡以外はダメ)、特定会社専属契約の有無(専属契約がある場合はダメ)を調べます。もちろん、この申込書を送ってくる時点で「未婚」という事が前提になっており、実行委員会もわざわざ調べたりはしません。

申込用紙を信頼しての書類審査なので、記入には「ウソ」の無いようにお願い致します。もしウソが発覚した場合は、いかなる状況においても出場を辞退して頂きます。

書類審査に通ると、本選出場者として合格通知が送られます。この中には、審査の資料にするためのプロフィール記入用紙が送られます。内容は趣味や最近読んだ本、尊敬する人などを記入してもらうもので、本審査の時に各審査員へ配られます。
審査員の方々はこのプロフィールを参考に、第3部審査で個別に質問をしてくるので、自分が何を書いたかしっかり覚えておきましょう。

本審査の方法

本審査であるコンテストは、3部構成になっています。
第1部は全体審査。これは、オープニングから出演者全員に壇上にあがってもらうのですが、この時点から審査が始まっているという事です。
審査員は、全員の第一印象をここで感じとり、次に続く第2部への足掛かりにします。なんと言っても、大勢の中からたった4人を選ぶわけですから審査員も大変です。
第一印象で審査員を引き付ける事ができれば、やはり有利と言えるでしょう。

第2部はグループ審査。これは出場者を3〜4つのグループに分けて審査します。第1部よりは壇上に上がる人数が減るため、審査員は出場者をより詳しく観察します。
第1部、2部ともに「スーツ又はそれに準ずる服装」とあるので、個性的に目立つファッションよりも、フォーマルな服装の方が審査員に好印象を与える事ができるでしょう。ファッションで目立ちたいなら、第3部の方に力を入れましょう。
第3部もグループ審査。しかし今度は「個性あらわれる服装による審査」とあります。
多くの出場者がここでファッションを替え、個性的な服装で自分をアピールします。普段着のままで登場する人から、ドレスで楽器を携えて登場する人、空手着やハッピ、チアリーダー姿で登場する出場者もいました。
しかしどれが良いという訳ではなく、その人個人が表われている服装であれば、本当にどんな服装でも構いません。機を狙ったものやあまりにもチグハグなものは、やはり審査員の方々にも「違うだろ」とわかるので控えた方が良いでしょう。

また第3部では、出場者それぞれに対して審査員2〜3名が質問を致します。
多くの質問は、事前に提出してもらうプロフィールに沿ったものです。(もちろん審査員にもよりますが・・・)時事ニュース、例えば「総理が打ち出した政策についてどう思いますか?」など難しい質問はしないように審査員の方々にお願いしてあります。あまり難しい質問はこないものと考えて大丈夫ですから、ご安心を。

質問にはやはりサクサクと答える事が理想ですが、どんな質問が自分にくるのかわからないから、答えを用意するわけにもいきません。答えを無くし、緊張して頭が真っ白になる出場者もしばしば。そんな時は「ごめんなさい」と正直に言ってしまった方が良いでしょう。時間をかけてゆっくりと自分を取り戻して下さい。
質問を投げかける審査員の顔を見て、ゆっくりと、はっきりとした発声で自分をPRしましょう。

余談ですが・・・。審査員は素人です。実は審査員の方々もけっこう緊張しています。たまーに変な質問をする人もいますが、その辺はご容赦を・・・。